CAUSE
なぜグランドが硬くなるのか
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なぜグランドが硬くなるのか
状態の良いグランドは「粘り」「土」「水」のバランスがとれています。
この3つのバランスが保たれた状態が『弾力のある使い勝手の良いグランド』となります。
あらゆるグランドは、日々、雨・風・太陽の熱にさらされて徐々に分離し硬くなってしまいます。
グランドを定期的に整備することで、バランスのとれたグランド環境となり、弾力や水はけのよいグランドとなります。
間違った整備方法
●新しいまさ土をそのままグランドの表面に補充する方法
整備が必要なグランドは表面が硬く(シルト状)なっています。
その上にまさ土を補充しても混ざり合うことなく土の層ができてしまいます。
この状態では、新しく補充したまさ土が降雨の度に流れ出てしまいます。【下図:悪い例】
地すべりの発生原理によく似ています。
●重機を使用し地中深くまで混ぜ合わせる方法
一般的なグランドは、表面から地中10センチ程度の「まさ土層」と、その下の「砕石層」「栗石層」で構成されています。
重機を使用したグランド整備では、砕石層までを掘り起こすことになり、まさ土層と砕石層が混ぜ合わさって地表に砕石が出てきてしまいます。
「石が多い」と感じるグランドは、過去にこのようなグランド整備を行われた可能性があります。
正しいグランド整備方法
●定期的な軽微な整備方法
普段からグランドを使用した後は、トンボ・デッキブラシ・転圧ローラー 等を使用して、
高い所から低い所へ表面を整地する作業を行うと良いです。
定期的に整備することによって、土の定着率・弾力が確保されます。
また、グランドの表面が乾いているようであれば打ち水を行っていただくことも効果的です。
雨が降ったグランドを再現しました
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【横から見た断面】
グランドの表面をコップの中に再現しています。
各層が分かれているのがわかります。
(表面が「シルト部」です) -
【上から見たグランド表面】
表面のシルト部分を確認いただけます。